About
大学が「こういう人に来てほしい」と
公開している方針に、
自分が合っていることを、書類と面接で示す入試。
だから、テストの点だけでは決まらない。
でも 「学力を見ない入試」ではありません。総合型選抜でも必ず学力を評価することが、国のルールで決められています。
数字で見る、いまの総合型
総合型選抜だった人
(総合型+学校推薦型)だった人
実施している大学
文部科学省「令和7年度 国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」より。
※ 集計の区分が変わったため、前年度との単純な比較はできません。
3つの入試の、ちがい
こまかい条件はいろいろあるけれど、大事なちがいは3つだけ。並べると、こうなります。
← 横にスクロールできます
| 総合型選抜natane が専門にしている入試 | 学校推薦型選抜 | 一般選抜 | |
|---|---|---|---|
| 高校からの推薦大きなちがい | いらない自分の意志で出願できる | いる校長の推薦が必要 | いらない |
| 主に見るもの大きなちがい | 書類と面接小論文・プレゼンなども | 調査書が中心+面接・小論文 | 学力試験の点数 |
| 評定平均 | 大学による問わない大学も多い | 条件になることが多い | 関係しない |
| 出願 | 9月1日から | 11月1日から | 1月ごろから |
| 合格発表 | 11月1日からいちばん早く決まる | 12月1日から | 2〜3月 |
| 面接 | 2027年度入試から原則必須 | 2027年度入試から原則必須一部に例外あり | 課さないことが多い |
| 受かったら大きなちがい | 辞退できないことがある入学を確約させる大学が多い | 原則、辞退できない | 自由に選べる |
※ 細かい条件は大学ごとに変わります。志望校の募集要項で必ず確認してください。
何を、見られているのか
総合型選抜が見ているのは、この4つ。
問い → 行動 → つながり → ことば の順に、ひとつながりになっているかを見られます。
問い
何に、興味を持ったか
「好き」や「気になる」を、自分の問いのかたちにできているか。ここが出発点。
行動
そのために、実際に何をしたか
調べた。行った。聞いた。
作った。——手を動かした事実。
ここがいちばん重い。
つながり
なぜ、この大学・この学部か
大学が公開している「求める学生像」と、自分の問いが噛み合っているか。
ことば
それを、自分の言葉で話せるか
書類に書いたことは、面接で必ず掘られる。借り物の言葉は、そこで崩れる。
この4つの、土台にあるもの。
学力の三要素 ── 国が定めた、ものさし
- 1知識・技能
- 2思考力・判断力・表現力
- 3主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度
すべての入試が、この3つを見ることになっています。総合型選抜は、3つ目を厚く見る入試。
でも、1つ目と2つ目を捨てているわけではありません。
アドミッション・ポリシー ── 大学が出している、答え
大学が「どんな学生に来てほしいか」を書いた文書。
学部・学科ごとに定めて公開することが、
法律で義務づけられています。
答えは、最初から公開されている。
まず読むところから始まります。
根拠:学校教育法施行規則 第165条の2
どんな試験が、あるのか
書類
- 調査書
- 志望理由書
- 活動報告書
- 学修計画書
面接
- 個人面接
- 口頭試問
- プレゼンテーション
- 集団討論・ディベート
オンラインでの実施も認められています。
書く・つくる
- 小論文
- エッセイ
- 実技検査
- 模擬授業+レポート
学力・資格
- 大学独自の学科試験
- 大学入学共通テスト
- 英検・TOEFL など
- 科学オリンピック・IB
!
総合型選抜では、書類だけで合否を決めることは認められていません。上に並べた試験のうち少なくともひとつを必ず使って学力を評価することが、国のルールで義務づけられています。
どれを使うかは、大学によってまったく違います。
これから、変わること
総合型選抜・学校推薦型選抜で、
面接が原則必須になりました。
面接を行わず、書類と小論文だけで選考する大学もありました。
面接(プレゼンテーション・口頭試問・集団討論を含む。オンラインも可)による評価を、必ず行う。
※ すでに実施されていた一部の入試には、2029年度入試までの猶予があります。
文部科学省「令和9年度 大学入学者選抜実施要項」(2026年5月27日通知)より
書いたものを、自分の言葉で話せるかどうか。
そこが、いよいよ避けられなくなります。
受験の、流れ
高3の春から、合格発表まで。試験そのものより、その前がずっと長い。
決める
志望校と方式を決める。募集要項を読み、出願の条件を確かめる。
入試内容の公表は7/31まで備える
書類を書いて、
何度も直す。
オープンキャンパス、
エントリー、事前面談。
出願する
願書と書類を提出する。ここから先は、直せない。
出願は9/1から選考を受ける
面接・小論文・プレゼン。
書いたことを、
自分の言葉で話す。
結果が出る
年内に進路が決まることもある。共通テストを使う大学は、1月まで続く。
合格発表は11/1からオープンキャンパスへの参加や、エントリーが「出願の条件」になっている大学があります。
気づいたときには締め切りが過ぎていた。総合型選抜で、いちばん多い取りこぼしです。
志望校が決まっていなくても、夏は動いておく。
出願の、落とし穴
実力とは関係のないところで、出願できなくなることがあります。
ここは、早めに確かめておいてください。
受かったら、辞退できないことがある
総合型選抜は「合格したら必ず入学します」と確約させる大学が
多い入試です。併願を認めている大学もありますが、
条件は大学ごとにまったく違います。
出願する前に、募集要項で必ず確認する。
ここを読み飛ばすと、受かってから動けなくなります。
夏に動いていないと、出願できない
オープンキャンパスへの参加や、エントリー・事前面談が「出願の条件」になっている大学があります。気づいたときには締め切りが過ぎていた——いちばん多い取りこぼしです。志望校が決まっていなくても、夏は動いておく。
評定平均は、問われないことも多い
評定を出願条件にしない大学も多くあります。
ただし調査書は必ず提出します。どう使われるかは大学次第。
3年1学期が、最後のチャンス。
成績の段階(学習成績概評)は国が様式で定めています。A:5.0〜4.3/B:4.2〜3.5/C:3.4〜2.7/D:2.6〜1.9/E:1.8以下。
調査書は、自分では書き換えられない
高校がつくる書類です。評定、出欠、特別活動、探究の記録。
だから「いまから評定を落とさない」ことに、
ちゃんと意味があります。
※ 令和9年度からは、出席停止・忌引等の日数と授業日数は記載しないことになりました。
英語資格は、出せる大学の数を変える
出願の条件になっている/加点される/不要
大学によって3パターンあります。
ひとつ持っているだけで、選べる大学が増えます。
いちばん早く効く準備です。
共通テストを課す総合型もある
11月に一次合格 → 1月の共通テストで最終決定、という大学も
あります。この場合、年内では終わりません。
「早く決まる入試」と思い込まないこと。
募集要項は12月15日まで、入試の教科・科目などは7月31日までに各大学が公表します。前年度版を先に読んでかまいません。
学年別・何から始めるか
志望校は、まだ決めなくていい。
決めるのが早すぎると、視野のほうが先に狭くなる。
- 気になったことを、その日のうちに残す。写真でも、ひと言でもいい。あとで効いてくるのは、この一行。
- 興味の方向に、ひとつだけ手を動かす。見に行く。聞きに行く。作ってみる。ひとつでいい。
- 評定は、捨てない。問わない大学も多いけれど、選べる大学の数は変わる。
- 英語だけは、早めに。資格ひとつで、出願できる大学が増える。
この時期にやるのは「実績づくり」ではなく、問い探し。あわてなくていい。
ここが、本当のスタートライン。
高2から動いた人が、いちばん自由に戦える。
- 興味を2〜3個に絞って、探究のテーマにする。広げる時期は、そろそろ終わり。
- 実際に、外に出る。現場を見て、人に会う。ここでしか手に入らないものがある。
- 志望校のアドミッション・ポリシーを読み始める。大学が何を求めているかは、公開されている。
- オープンキャンパスに行く。出願の条件になっている大学がある。
- 記録を溜める。やったことより、そのとき何を考えたか。それが書類の材料になる。
3学期に「志望理由の原型」が言葉になっていれば、理想的。
逆算して、取りこぼさない。
4月から11月まで。やることは、はっきりしている。
- 4〜6月|志望校と方式を決める。募集要項(前年度版でいい)を読み、出願要件を確認する。ここで足りないものが見つかると、取り返しがつかない。最優先。
- 7〜8月|書類を書く。何度も直す。オープンキャンパスと事前面談も、この時期。
- 9月|出願する。
- 10〜11月|面接・小論文、そして発表。書いたことを、自分の言葉で話す。
- 並行して、一般選抜の勉強は止めない。戻れる場所を残しておく。それが、いちばん強い。
正直に言うと、時期によります。
できると言い切るほうが簡単だけれど、そうは言いません。
- 高3の夏からでも、出願はできます。ただ、活動をゼロから作る時間はない。
これまでやってきたことを、どう意味づけるか——そこに軸足を置く戦い方になります。 - 秋以降なら、12月以降に出願できる大学を探します。後期日程を持つ大学もあります。
- 間に合わないなら、間に合わないと言います。無理に総合型に乗せることはしません。
一般選抜のほうが合うなら、そう伝えます。
総合型選抜が、全員に合うわけではありません。まず、合うかどうかを見極めるところから。
書類は、誰が書くのか
「代筆はしません」と言う塾は増えました。でも、大事なのはそこではありません。
代筆しないのに、なぜ書類が良くなるのか。natane のやり方を、工程のまま出します。
講師は、問いを出す
答えは書きません。「それは、いつ思ったの?」「その日、何を見た?」
記憶を掘る質問を出すのが仕事です。
初稿は、必ず本人が書く
下手でもいい。自分の言葉で、最後まで書く。そこからしか、直せるものは生まれません。
AIは、考えを深める相手役
集めた記録をつなげて、気づきの種と
次の問いを返してくる。
文章は、書かせません。
多くの大学が、生成AIによる代筆を認めない方針を明文化しています。そして2027年度入試からは、面接が原則必須。
書いたことは、必ず掘られます。借り物の言葉は、そこで折れる。
——盛る必要がないのは、実際に活動をつくるからです。
よくある、誤解
国のルールで決まっています。
しかも2027年度から、その面接が全員に来ます。
両立を前提に組むのが、いちばん安全です。
向かない人と、両立の話
総合型選抜は、全員に合う入試ではありません。
合わないなら、合わないと言います。それを言わない塾のほうが、心配です。
総合型選抜が、向かない人
- 大学の名前や偏差値で選びたい人。
総合型は「合う大学」を探す入試です。
ブランドで選ぶなら、一般選抜のほうが早い。 - 準備の時間を取れない人。書類、面接、小論文。付け焼き刃は、面接で崩れます。
- 楽に受かりたい人。近道ではありません。
準備の総量は、むしろ多い。
「まだ興味が言葉にならない」人は、向いていないのではなく、時間が要るだけです。高1・高2なら、じゅうぶん間に合います。
一般選抜との、両立
- 戻れる場所を、残しておく。11月に不合格 → 12月から一般に切り替えるのは、正直かなり苦しい。
- だから、両立を前提に組む。総合型に落ちても、
同じ大学の一般選抜を受け直せることが多いです。 - 4〜8月は一般の勉強を止めない。
書類は、そのすきまで書く。 - 9〜10月だけは総合型に寄せる。ここは集中する。
- 11月に結果。受かれば終わり。落ちれば、一般へ戻る。
両立はできます。ただ、設計が要ります。
そこを一緒に組むのが、私たちの仕事です。
お金の話
どこにも書いていないので、書いておきます。
受験にかかるお金は、大学に払うものと、それ以外に分かれます。
複数校に出願すれば、その分だけかかります。募集要項で必ず確認を。
数千円のことが多いですが、作品提出のある学部では、もう少しかかります。
早めに取っておくと、受け直しの回数が減ります。
ただし面接はオンライン実施も認められているので、以前より減っています。
遠くへ行くことが偉いわけではありません。
特別講習などの名目で、あとから追加費用をいただくことはありません。
※ 金額は目安です。最新の情報は、各大学・各試験団体の公式サイトで確認してください。
よくある、質問
できます。見られているのは実績の華やかさではなく、どんな問いを立てて、そのあとどう動いたか。
そして実績は「見つけるもの」ではなく、これから作るものです。natane は、そこを一緒にやる塾です。
総合型選抜では、評定を出願条件にしない大学も多くあります。ただし調査書は必ず提出しますし、評定を条件にする大学もあります。「受けられる大学が減る」のであって、
「受けられない」わけではありません。3年1学期までは、まだ動かせます。
受けられます。むしろ、両立を前提に組むのがいちばん安全です。
総合型に落ちても、同じ大学の一般選抜を受け直せることが多いので、戻れる場所を残しておく設計にします。
一般選抜に切り替えます。ただし、11月に不合格を知って12月から勉強を始めるのは、正直かなり苦しい。
だから最初から両立で組みます。ここを甘く見ないでください。
高2から動いた人が、いちばん自由に戦えます。高1は、問いを探す時期。
高3の夏からでも出願はできますが、活動をゼロから作る時間はないので、
これまでやってきたことの意味づけが軸になります。
やめてください。多くの大学が、生成AIによる代筆を認めない方針を明文化しています。
それ以前に、面接で崩れます。2027年度入試からは面接が原則必須です。
書いたことは、必ず自分の言葉で掘られます。
大丈夫です。フィールドワークは、遠くへ行くことでも、大がかりなことでもありません。
通学路でも、近所の神社の祭りでも、問いさえあれば成立します。「続けたこと」は、そのまま書けます。
なりません。むしろ、都市部にない現場を持っているのは強みです。
指導はオンライン1on1なので、どこにいても同じように受けられます。
面接も、オンライン実施が認められています。
このページの制度・日程・数字は、すべて一次資料に基づいています。
文部科学省「令和9年度 大学入学者選抜実施要項」(2026年5月27日通知)/
文部科学省「令和7年度 国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(2025年11月26日公表)/
学校教育法施行規則 第165条の2 / 各大学の公式サイト。
最終更新:2026年7月14日
総合型が自分に合うか、まずは60分、話してみませんか。
無料体験について